知っておいて損はない!?パチスロ機械割の基礎から出玉の関係性について幅広く解説

カジノ戦略

目次

パチスロには機械割というものが存在します。

設定によって機械割に差があるのですが、機械割について聞いたことがあったとしても具体的な深い意味まで知っている人は少ないでしょう。

機械割は出玉に直結する要素なので、知識を持っておいたほうが立ち回りする時に役立ちます。

この機会に機械割についていろいろと知っておくとよいでしょう。

今回はパチスロの機械割についていろいろと解説していきます。

興味が湧いた人は最後までお読みいただけると幸いです。

パチスロの機械割とは

パチスロの機械割とは

”機械割とは、パチスロにおける「その機種とその設定ごとに期待できるメダル獲得枚数の割合」を指します。”

画像をみると一目瞭然ですが、設定1で97%、設定6で106.5%と記載されています。

”一般的なパチスロ機の機械割は、低設定域では100%に届かず、中間設定域で100%を超え始め、高設定域で100%を大きく超えていきます。大雑把に言えば、「(等価交換ベースで)打ち手の負け・トントン・打ち手の勝ち」となります。”

平たく言えば、パチンコ店は設定1で営業しているとプラスになりやすく、設定6で営業していると赤字になりやすいと理解してもよいでしょう。

ちなみにパチンコの場合は機械割という概念が存在しないため、釘を調整する(厳密に言えば違法行為)ことで収支のバランスを取っています。

違うようで同じ!?機械割と出玉率の違い

違うようで同じ!?機械割と出玉率の違い

結論から言えば、機械割と出玉率は現在では同じような意味で使用されていることが多いです。

違いがあるとすれば、以下のとおりです。

”機械割=遊技結果から計算した値

出玉率=遊技結果を予測した値

となります。”

前者は例えば100ゲーム回した結果から、機械割を割り出せますが、後者は技術介入機や押し順チャレンジなど成功の可否で出玉率を割り出すため、結果的にINとOUTの枚数に齟齬が生じやすいです。

機械割の計算方法については下記で記しますが、”各メーカーの機種HPや営業資料にのる機械性能を示す指標としては「出玉率」が採用されています。”

現状では機械割と出玉率を厳密に使い分けているサイトは少ないといえます。

ゆえに、ある機種についての機械割を調べていて、出玉率という言葉が出ても違和感を感じにくい人が多いのかもしれません。

6号機の機械割トップ3の機種と機械割に関するルールについて

6号機の機械割トップ3の機種と機械割に関するルールについて

パチスロは4号機や5号機の時代は、現行の6号機よりも実質的に機械割が高い機種が多く登場しました。

ただ、6号機では設定6の状態で機械割が高い機種とは何か、そして機械割とはどうやって決まるのかなどについて紹介します。

6号機歴代機械割トップ3の機種

今ではもうパチンコ店ではほぼ打てませんが、6号機の歴代の中で設定6の場合、機械割が高かった機種について紹介します。

まず第3位というより、同率で機種が2つあるため、いきなり第2位からとなります。

同率で2位の機種はそれぞれ、「闘魂継承 アントニオ猪木という名のパチスロ機」と「パチスロ フレームアームズ・ガール」でそれぞれ機械割が114.9%です。

そして第1位が「S地獄少女 あとはあなたが決めることよ」で、機械割がなんと114.99%でした。

下記で詳しく紹介しますが、実はこの数値が6号機の中で最も攻めた数値で、限界ギリギリなのです。

意外と知らない機械割に関するルールについて

パチスロ初心者が一度は思うことですが「機械割が120%を超えないのはどうして」という疑問があっても不思議ではありません。

実は機械割には内規で定められたルールがあるのです。

例えば5号機の場合だと、”[上限]400Gで300%未満、6,000Gで150%未満、17,500Gで120%未満 [下限]17,500Gで55%以上”となっています。

現行の6号機の場合だと、”[上限]400Gで220%未満、1,600Gで150%未満、6,000Gで126%未満、17,500Gで115%未満 [下限]400Gで33.3%以上、1,600Gで40%以上、6,000Gで50%以上、17,500Gで60%以上”となっているのです。

それぞれ上限と下限が決まっていて、上記で紹介した歴代6号機の機械割が最大で114.99%というのは、このルールに基づいたものなのです。

機械割の計算方法と考え方について

機械割の計算方法と考え方について

機械割の計算方法は比較的単純です。

また、機械割は出玉に直結し勝率に影響を与えるため、機械割の考え方について理解しておくとよいでしょう。

それぞれについて紹介していきます。

機械割の計算方法

”機械割の算出方法はわりと簡単で、

(総払い出し枚数÷総投入枚数)×100=機械割

で求められます。”

”「総投入枚数」は読んで字のごとく、実戦をやめるまでに投入したメダルの枚数のこと。”

3枚掛けが基本なので、ハズレを引いたらまた3枚投入するイメージです。

計算方法として、例えば総払い出し枚数が3,000枚で総投入枚数が2,400枚だとすると、

(3,000÷2,400)×100=125%

逆に総投入枚数が3,600枚だと、

(3,000÷3,600)×100=83,3%

となります。

上記の結果は実戦で起こり得る数値です。

基本的に100%を超えていると収支がプラスで、100%を下回ると収支がマイナスになります。

勝率に影響を与える機械割の考え方

機械割は単純に考えると、高ければ高いほど勝率が高くなります。

例えば、ある機種の設定6の機械割が108%だったとします。

2,000枚投入して、戻ってくるのが2160枚だったとすると、等価であればおよそ3,000円の収益となる計算です。

実は機械割の考え方になぞらえると、機械割さえわかれば期待枚数も割り出せるのです。

仮にAを特定の数値とすると、”(総投入枚数×機械割)÷100=A→A-総投入枚数=期待枚数”で期待枚数が推し量れます。

今度は3,000枚投入して機械割が同様に108%だった場合、

(3,000×108%)=3,240

3,240-3,000=240枚

このように割り出せます。

ただ、総ゲーム数の要素を入れていないので、あくまで理論値となるためご留意ください。

実際より低い!?メーカー発表と機械割が異なる理由

SNSでは特定の機種について「実際より機械割が低い」とか「メーカーが公表している機械割の数値は信用できない」などの言い分が散見されます。

いろんな見方がありますが、メーカーが発表している性能指標は出玉率であることが多いため、時には機械割よりも低くなることがあるようです。

また、メーカーがシミュレートした内容と、実際にホールで打った内容と齟齬が生じることがあり、機械割が数%でも上がっていればパチンコ店は理由をつけて打ち止め措置を講じ、逆の場合だと、パチンコ店としては高設定を使用し続けなければお客さんが打ってくれなくなります。

さらに、打ち手側の立ち回りにも起因していることがあり、ATに入りにくい機種の場合だとメーカー発表の機械割よりも低く感じられることがあるようです。

Aタイプが機械割に影響を受けやすい理由と設定判別の関係性

Aタイプが機械割に影響を受けやすい理由と設定判別の関係性

パチスロに置いてAタイプは機械割に依存しやすいです。

つまり、機械割に基づいて出玉が上下しやすいため、スランプグラフを見るだけで設定看破が容易になります。

どうしてなのかそれぞれ紹介していきます。

出玉が増えるのがボーナスのみだから

Aタイプでは出玉の増加契機はボーナスのみです。

AタイプにRTなどの要素があれば、除外して考えなければなりませんが、ジャグラーのような機種だと出玉の増加契機はボーナスだけです。

6号機アイムジャグラーの機械割が設定6で約105%であることを考慮して、ボーナス合算も合わせてみると、約127/5という当たりの軽さから、設定6なら10,000ゲーム後にはプラスになっていることが多いでしょう。

反対に設定1なら機械割が約97%なので、同じく10,000ゲーム回してもプラスというよりはマイナスになっている可能性が高いです。

このように、Aタイプの機種は機械割に依存して出玉の上下を繰り返します。(設定6でも一時的に沈みますが再度浮上してジグザグ右肩上がりというイメージ)

スランプグラフが右肩上がりだと高設定と見抜きやすいため

ジャグラーのようなAタイプの機種が機械割に依存しているということは、スランプグラフをみると少なくとも低設定と高設定だけは見抜けます。(この場合の高設定は56のみ)

あくまで他の人が打って回して3,000ゲームくらいにあればサンプルが取れるので判別しやすくなりますが、1,000ゲーム以下ではスランプグラフの状態で設定判別は精度が落ちるので不向きです。

中間設定だと0のラインを境にジグザグとプラス域とマイナス域を行き来するイメージなので、設定3と4の機械割が約99〜101%の間なので、理論上は長く打っても利益にはなりません。

朝イチから打って高設定狙いをする場合を除くと、Aタイプを打つ場合はまずはスランプグラフを見ることをおすすめします。

ATタイプが機械割に依存できない理由とは

ATタイプが機械割に依存できない理由とは

設定6の台に座って打ち続ければ勝てる、そのように思っている人が多いことでしょう。

ただ、機械割が高い設定6でもATタイプの場合の機種では、あまりアテになりません。

いったいどうしてでしょうか。

設定6でもATが伸びないと勝てない

ATタイプは基本的にCZを経由してATに突入させるパターンが多いです。

設定6だとCZ当選率やAT突入率などが他の設定に比べて優遇されていて、実質的にATに入りやすいです。

つまり、設定1と比べるとチャンスが多く、万枚を狙える可能性もゼロではありません。

しかし、設定6でもAT自体が伸びないと110%と機械割に記載があったとしても、出玉感がほぼゼロに等しいので機械割が優遇されている実感が得られないでしょう。

わかりやすくいえば、ATの単発が多く出玉が伸びないといったところでしょうか。

また、打っている最中に設定6を示唆(サミー系なら虹トロフィー)するものが出て、そのまま打ち続けてもATが伸びないと勝てる保証はありません。

設定1を打っていると負けると思いきや…

多くの人は設定1を打ち続けていると負けるのは当たり前と思っていることでしょう。

確かに機械割という視点からも設定1はほぼ90%台後半なので、打ち続けていると負けるのは明白です。

しかし、ATタイプの機種においては例外です。

特にゲーム数上乗せ型で異常にゲーム数を乗せた場合、凹んでいるところから差益獲得枚数2,400枚まで一気に獲得して有利区間を切る可能性すらあるからです。

いわゆる「誤爆」で勝利という言い方もしますが、ATを取り切ったら基本的にはヤメる、こういった立ち回りが基本かもしれません。

AT消化中は機械割は実質的に無視できるので、設定1でも短時間のプレイで大きく出玉を獲得できることがあるので、必ずしも負けるわけではありません。

まとめ

今回はパチスロの機械割について広く解説してきました。

パチスロの機械割は設定1〜6にそれぞれ設定されています。

機械割は設定1で90%台後半が多く、設定6では少なくとも105%以上はあるので、理論的には打ち続けると勝利しやすいです。

Aタイプだと設定された機械割に沿ってスランプグラフが上下しますが、ATタイプだと機械割に沿ったスランプグラフとはなりにくいです。

機械割を重視した立ち回りがしたい人はAタイプの機種を中心に打った方が賢明と言えます。