知って得するパチンコの電サポの基礎から出玉に与える影響まで広く解説

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目次

パチンコには電サポという機能があります。

人によってはあまり意識しないこともありますが、電サポは機種によって出玉に直結することもあるようです。

ただ、電サポのことを電チューと勘違いしている人も少なからずいるかもしれません。

そのため、今回はパチンコの電チューに関わる基本的なことを含めた内容を扱います。

電サポはパチンコの出玉にどんな影響を与えるのか、最後までお読みいただけると幸いです。

間違いやすいパチンコの電チューと電サポの違いについて

間違いやすいパチンコの電チューと電サポの違いについて

パチンコ用語として電チューと電サポというものがあります。

パチンコを打っていればどんな意味なのかおのずと理解できるとは思いますが、人によっては間違って覚えてしまっている可能性はゼロではありません。

改めて電チューと電サポの違いについて解説しながら紹介していきます。

電チューとは

電チューとはパチンコ用語の中の略語で、正式名称は「電動チューリップ」です。

ヘソの入賞口と同じ場合もありますが、電チューの位置によっては違う場合もあります。

パチンコで「チューリップ」といえば、一般的に入賞口のことを指すため、一説には花の「チューリップ」に似ているその形から名付けられたそうです。

チューリップの開閉自体は、パチンコ玉の入賞で制御されるアナログ仕掛けとなっており、機械制御にしたことで電動チューリップ、略して電チューと呼ばれるに至ります。

電チューが開く条件は下記にて詳しく解説しますが、端的にいえばパチンコ台の内部で行う開放抽選に当選すること、すなわち大当りすることが主な条件です。

電サポとは

電サポとは同じくパチンコ用語の中の略語で、正式名称は「電動チューリップサポート」です。

電サポありという文言を耳にすることがありますが、通常時と異なり出玉を減らさずに遊戯できる(微増する場合もある)状態のことを指します。

わかりやすくいえば、パカパカ開いている状態が続いていると電サポが発動していて、電サポ中にパチンコ玉が電チュー内の入賞口に入ることで、賞球として2玉や3玉が加算されます。

出玉をあまり減らさずに遊戯できる点が電サポならではの特徴です。

主に時短では100回など大当り抽選も兼ねているので制限があります。

ごく一部の機種では通常時に時短抽選を行っていて、当選すれば回数制限があるものの電サポが発動するようになります。

パチンコの電サポの発動条件とは

パチンコの電サポの発動条件とは

パチンコで電サポが発動するためにはどんなものが条件としてあるのでしょうか。

機種によって若干異なりますが、大まかな条件に付いて順次解説していきます。

基本的にはヘソでの大当り後に発動条件を満たす

上記で少し触れましたが、多くの機種ではヘソでの大当り当選およびラウンド消化後が発動契機となっています。

通常時に電サポがないのはそのためです。

基本的には大当りして出玉を獲得するためにラウンドを消化し、その過程で「Vを狙え!」といった演出でラウンド開放のところに玉が入ることで、電サポの発動条件を満たすのです。

あくまで発動条件は満たしていますが、これだけでは電サポは始まりません。

それは下記で紹介する「スルー」という構造物に秘密があります。

「スルー」と呼ばれる構造物を通過して正式に発動する

電サポは上記で紹介した大当り当選およびラウンド消化後に加え、スルーと呼ばれる構造物の間にパチンコ玉を通す必要があります。

スルーの内部には通過センサーが搭載されていて、そこを通過しないと電サポが発動しない仕組みとなっています。

電サポが電動チューリップサポートと呼ばれる理由は、スルーを通過してセンサーが感知しチューリップが開き、それでようやく電サポが始まるからです。

ただ、パチンコ玉を1発通しただけで電サポが永遠と続くことはなく、下記で紹介する条件によっては電サポが終わってしまうことになります。

また、機種によってはスルーを通し続けないと電サポが機能しないこともあるので、注意が必要です。

時短と確変・ST確変で異なる

実は電サポにおいて、時短と確変・ST確変では電サポの回数や状態が大きく異なります。

まず時短ですが、よくミドルスペックで確変やST確変の大当り抽選に漏れてしまいラウンド消化後に突入する通常大当りの時短100回が多いです。

時短100回だと、電サポのパカパカが開いてその中に玉が入ることでヘソのスタートチェッカーと同じ役割を果たします。(違う位置にある場合)

100回中に大当りが引けないと電サポは終了してしまいます。

確変中の場合、時短100回のような回数制限がないため、大当りするまで電サポは継続です。(再度確変大当りに当選すれば同様に継続)

ST確変の場合多くは回数が決められていて通常時よりは当たりやすいですが、例えばエヴァ15だと163回転までに電サポで約1/99.4の確率で抽選される大当りを引かなければ、時短の場合と同じく、電サポは終了してしまいます。

それ以外だと昔の機種に多かった突然確変(潜伏確変だと発動しない)に当選すれば、スルーに玉を通すだけで電サポが発動することがありました。

遊タイム条件発動時

今でもパチンコ店で遊タイム搭載の機種を置いているところがあります。

遊タイムは通常時(ヘソでのスタートチェッカーに入賞する回数)を規定回数消化すれば、大当りしやすくなるゾーン(ほぼ大当りの場合も)に突入し、例外的に電サポが発動する要件を満たします。

あとは、上記で紹介したスルーに玉を通せば電サポが発動します。

ただ、遊タイムには規定回数が設けられていることが多く、例えば通常時に1/99で大当りが抽選される機種で遊タイムの回数が300回だった場合、その300回が実質的に時短と同じ扱いになるのです。

ごくまれに、遊タイム中に大当りしなかったら、通常時に戻ってしまい電サポも終了してしまいます。

パチンコの電サポ消化中に打ち続ければ増える?それとも減る?

パチンコの電サポ消化中に打ち続ければ増える?それとも減る?

パチンコで電サポが発動している間に打ち続ければ、出玉は増えるのか減るのか疑問に思っている人は少なくありません。

どんな場合に出玉が増えるのか減るのか解説していきます。

電サポ消化中に出玉が増える場合

電サポ消化中の入賞口に玉が入ると賞球がもらえます。

賞球についてここでは簡単な説明に留めておきますが、入賞したら一定数の玉が手に入るのです。

例えば、ある機種でヘソに入賞すると2発分の玉がもらえ、電チュー内の入賞口に玉が入ると3発もらえるとします。

1発で3発分の玉がもらえるとなれば、2発分の出玉が増えることになります。

ただ、もう1つの条件が重要です。

それは釘が電サポ消化中に電チュー内の入賞口に入りやすいように広いことです。

電サポの開閉のタイミングもありますが、釘が広ければ電チュー内の入賞口に玉が入りやすいため、電サポ消化中は出玉が増えていくことになります。

あとはスルーと呼ばれる部分にも玉が通りやすい状態になっていることも必要です。

いくつかの条件を満たすことができれば、電サポ消化中に出玉が微増していきます。

電サポ消化中に出玉が減る場合

電サポ消化中に出玉が減ってしまう主な要因は釘の悪さです。

ひどいパチンコ店だと電チュー付近の釘を意図的に悪くして、電チュー内の入賞口に玉が入りづらく、結果的に電サポ消化中にもかかわらず出玉が減ってしまいます。

また、上記で賞球について触れましたが、近年では電チュー内の入賞口に玉が入っても賞球が1となっている機種もあります。

賞球が1ということは電チュー内の入賞口に玉が入っても1発しかもらえず、差し引きでゼロとなるため、実質的に現状維持です。

つまり、電サポ消化中は釘が良くても現状維持、釘が悪ければ出玉が減ってしまうことになります。

さらにスルー付近の釘が悪ければ、スルー内にパチンコ玉が通過しにくくなるため、センサーが感知する頻度が減り、電サポは発動しにくくなります。

これらの悪条件が重なったまま電サポを消化していると、下手すれば初当たり後にもかかわらず追加投資が必要となってしまう恐れがあるでしょう。

電サポ消化中に出玉を節約したい場合の打ち方

電サポ消化中に出玉を節約したい場合の打ち方

現状ではパチンコ店の釘調整によって電サポ消化中に出玉が減ってしまうことが多いかもしれません。

そのため、打ち手側が電サポ消化中に出玉をできるだけ減らさないように打つことが求められます。

どんな打ち方をすれば出玉を節約できるのか解説していきます。

1玉ずつ打ってスルーに玉が通過したら本格的に打つ

上記で紹介したように、電サポはスルー内の構造物を通過してセンサーが感知することで初めて電サポが機能し始めます。

まずはスルー内にパチンコ玉が1玉入ることを確認しましょう。

パチンコ玉がスルーを通過するのを確認したら、本格的に打つことで電サポが機能するので、本格的に打っても問題ありません。

ただ、パチンコ店の釘設定によっては、なかなかスルーを通過せず脇に玉がこぼれてしまうこともあるので、いきなり本格的に打つのは得策ではなく、むしろ玉が減ってしまう恐れがあります。

そのため1玉ずつ打ってみることをおすすめします。

ゆえにスルーを通過するのを確認したあとで、本格的に打つと無難です。

リーチ中(演出時)は打ち止めを行う

電サポ消化中に出玉が減ってしまうのであればリーチがかかった時、大当りになるかどうかの演出が発生した時は打ち止めを行うと得策です。

なぜならリーチ中は電サポ消化中でも残保留は増えない(主に4つ)からです。

リーチ中にそのまま打っていると出玉は減ってしまいます。

大当りになるかハズレとなるか確認できるまでは打ち止めを行うと出玉の節約につながります。

大当りした場合は、ラウンドアタッカーが開いてから打つとより効果的です。

出玉を節約したいのでれば、リーチ中はハンドルから手を放して行く末を見守りましょう。

ハンドルを「固定」させて打ちやすくする

極論を言えば、上記で紹介した打ち方をハンドルを固定して打つと出玉の節約効率が飛躍的に跳ね上がります。

ハンドルを固定する方法はいくつかありますが、主に1円玉やプラスチック片が多いです。

機種によっては厚紙を用いて4つ折りにしてうまく挟めるとおおむねうまくいきます。

ハンドルを固定して打つ場合、1発ずつ効果的に打てたり、電チューのパカパカが開いた瞬間を見計らって本格的に打てたりできるのでメリットが多いです。

しかし、大手パチンコ店以外の中小規模店ではその打ち方に対して注意喚起する場合があります。

根拠として風営法の9条や20条に抵触する恐れがあるためです。

とはいえ、厳しく注意すると客離れを起こすため、よほどルールに厳しいパチンコ店でない限り、ハンドルを固定する打ち方はグレーゾーンまたは暗黙の了解で触れないようにしていることが多いでしょう。

まとめ

今回はパチンコの電サポに関することについて広く解説してきました。

電サポの正式名称は「電動チューリップサポート」ということで、パカパカ開く状態になるためには大当りすることやスルーと呼ばれる構造物の中を通るといった条件が必要です。

電サポ消化中は出玉が増えることもありますが、最近では電サポ中に電チューの入賞口に入ってもらえる賞球が1玉という機種が多いため、出玉が増えるどころか減ってしまうことが多いです。

一部のパチンコ店では注意を受ける行為ですが、上記で紹介した内容を踏まえハンドルを固定して打つと出玉が節約できます。