カジノ戦略
「ブラックジャックって他のカジノゲームと比べて勝てるの?」「ブラックジャックで勝つために有効な戦略が知りたい!」そんな悩みを解決します。
■本記事の内容
1. ブラックジャックの期待値の基本
2. ベーシックストラテジーを使った具体的な勝率向上法
3. 期待値をさらに高めるための方法
この記事を読むことで、ブラックジャックの期待値と勝率を理解し、より安定して勝つための戦略を身につけることができます。あなたもこの記事を読んで、ブラックジャックの基礎を身につけましょう。
期待値とは、プレイヤーが長期間にわたりプレイした場合に得られる平均的な利益のことです。カジノゲームでは、プレイヤーが賭けた金額のうち、どれくらいの割合が戻ってくるかを示す数値で、「還元率」とも呼ばれます。
たとえば、期待値90%のゲームを1000円分遊んだ場合、900円もどってくる(10%分負ける)というイメージです。
ここでは、ブラックジャックの期待値が他のカジノゲームと比べて高いのか低いのかについて解説します。
結論からいうと、ブラックジャックは、多くのカジノゲームの中でも特に期待値が高いゲームです。
バカラ・スロット・ルーレットの期待値が93~99%程度である一方、ブラックジャックの期待値は96~102%といわれており、その期待値の高さが際立ちます。
一般的にカジノゲームは親であるディーラー側が勝つように設計されていますので、期待値が100%を超え、プレイヤー有利なブラックジャックは正に異質です。
ではなぜブラックジャックの期待値はこれほどまでに高いのでしょうか?それは、プレイヤーが自分の選択でハンドを改善できることが理由です。
他のゲームはすべての進行をディーラーが行うため、プレイヤーは運に身を任せて祈ることしかできません。しかし、ブラックジャックにおいてはヒットやスタンド、ダブルといったアクションをプレイヤー自身が決めることができるため、理想的な動きをすることで大きく期待値を積み上げることができるのです。
前項にて、プレイヤーが適切なアクションをすることで、期待値を高めることができると解説しました。これは言い換えると、適切なアクションができない場合、期待値が大きく下がるということです。
ブラックジャックではそのシチュエーションごとに、最も期待値が高くなる「正解のアクション」が決まっています。これがベーシックストラテジーです。
ここでは、ブラックジャックをプレイするうえで押さえておくべき基本的な考え方と、ベーシックストラテジーの概要について解説します。
ベーシックストラテジーの説明に入る前に、ブラックジャックをプレイする上で押さえるべき、2つの基本的な考え方について解説します。
基本的な考え方 |
・次に配られるカードは「10」であると考える・ディーラーがバーストする確率は低い |
まず1つ目に「次に配られるカードは「10」である」と考えます。これは、デッキに含まれるカードのうち、10の価値を持つカード(10、J、Q、K)が多いためです。
2つ目は「ディーラーはほとんどバーストしない」と認識します。意外に思う方もいるかもしれませんが、ディーラーのバースト確率は30%程度しかありません。最もバーストしやすい「6」が開かれたときですら、50%以下です。
この2点はベーシックストラテジーでも重要な考え方となるため、覚えておきましょう。
ベーシックストラテジーとは、ブラックジャックで安定して勝つための最適なプレイ方法です。
この戦略では、プレイヤーのハンドとディーラーのアップカードに基づいて、すべてのアクション(ヒット、スタンド、ダブルダウン、スプリット)が事前に決められています。このガイドラインに従うことで、プレイヤーは長期的に見て最も期待値が高いプレイができるのです。
ベーシックストラテジーでは、プレイヤーのハンドは「ハードハンド」「ソフトハンド」「スプリット」という3つのパターンに分けられます。
この3パターンにおける具体的なプレイヤーのアクションについて、次の項で詳細に解説します。
前項でふれた3つのパターンについて、最も期待値が高くなるプレイヤーのアクションを確認してみましょう。
なお、パターン別の表におけるアルファベットは下記を意味しています。
・H:ヒット
・S:スタンド
・D:ダブル
・P:スプリット
ハードハンドとは、Aを含まないハンドのことです。
ハードハンドでは、ハンドの合計が17以上であればプレイヤーはかならずスタンドを選択します。ヒットによるバーストの確率が高いためです。
また、プレイヤーのハンドが11以下の場合、バーストする可能性が全く無いため、プレイヤーはヒットかダブルの選択をします。
なお、前項にて解説したブラックジャックの基本的な考え方「次に配られるカードは「10」であると考える」により、9・10・11は19・20・21という強いハンドになる可能性が高いためこれらにはダブルの選択肢があります。
ソフトハンドとは、Aを含むハンドです。ソフトハンドは、ハードハンドに比べて柔軟な戦略を取ることができ、リスクが低いのが特徴です。
たとえば、プレイヤーがソフト17(Aと6)を持っている場合、スタンドする選択肢はありません。ハードハンドにおいては17以上はすべてスタンドでしたが、ソフトハンドの場合、Aの値が1に変わることで、ハンドの合計が21を超えてもバーストしないためです。
このように、ソフトハンドでは、Aをうまく活用することで、より安全に、かつ攻撃的にプレイできるようになります。
スプリットとは、プレイヤーのハンドが同じ数字のカード2枚で構成されているときに行うことができるアクションです。
スプリットを選択したプレイヤーはハンドを2つに分割し、それぞれに1枚ずつカードを加えて別々のハンドとしてプレイします。
たとえば、プレイヤーがペアの8を持っている場合、ディーラーのアップカードに関わらずスプリットすることが最も期待値の高いプレイです。そのまま2枚を使用すると16という非常に弱いハンドとなりますが、分けることで18ような強いハンド2つに化ける可能性があるためです。
スプリットをうまく活用することで、プレイヤーはブラックジャックでの期待値を大きく向上させることが可能です。
冒頭にて解説した通り、ブラックジャックの期待値は96~102%であり、これはカジノゲームの中でも非常に高い数値です。
しかしベーシックストラテジーを使わないときの勝率は約43%で、期待値は下限の96%程度しかありません。ベーシックストラテジーの戦略を組み込むだけで、勝率は約49.5%に達し、期待値も約99.5%まで高まります。
仮に100万円使った場合、ベーシックストラテジーなしの場合は4万円負けるのに対し、ベーシックストラテジーありでは5千円負けで済むという計算です。使用金額が多ければ多いほどこの差は広がっていきます。
ブラックジャックにおいて、ベーシックストラテジーがいかに重要な戦略であるかを物語っていますね。
ベーシックストラテジーを活用することでブラックジャックの期待値をほぼ100%まで引き上げることができるのは既に解説した通りです。
しかし「せっかくなら期待値をプラスにしたい」「ブラックジャックの期待値幅の最大である102%まで高めたい」と考える方もいるでしょう。
そこで本項では、ブラックジャックの期待値をさらに高めるための方法について解説します。
ブラックジャックの期待値をさらに高めるためには、カウンティングという手法を活用することが有効です。カウンティングとは、ゲーム中に出たカードを記憶し、それに基づいて次に配られるカードの種類を予測する方法です。この手法をうまく使うことで、期待値を大きく引き上げることが可能になります。
カウンティングの基本的な考え方は、既に場に出たカードの種類を覚えることで、残りのデッキにどのようなカードが多く残っているかを予測することです。
たとえば、デッキ内に10やAが多く残っている場合、プレイヤーにとって有利な状況が生まれます。このとき、プレイヤーは賭け金を増やすことで、より多くの利益を得るチャンスをつかむことができます。カウンティングが正確であればあるほど、ブラックジャックでの勝率は上がり、期待値も高くなるのです。
具体的なカウンティングの方法については下記の記事で詳しく解説していますので興味のある方はぜひ確認してみてください。
先日執筆したカウンティングの記事リンクを貼ってください。
しかし、カウンティングには注意も必要です。ランドカジノではカウンティングを禁止していることが多く、見つかった場合は出入り禁止処分となるリスクがあります。また、カウンティングを効果的に行うには、高い集中力と記憶力が必要です。
そのため、カウンティングを行う際はオンラインカジノで使用することをおすすめします。